12月2日、11月定例島田市議会において、ユニバーサル農業について一般質問を行いました。近年、農業分野と福祉分野が連携した農福連携農業(ユニバーサル農業)が注目されいます。ユニバーサル農業は、障がい者や高齢者等を含む全ての多様な人々が従事できる農業と定義されています。これからの循環型社会での農業は、生産物その物以上にいかに栽培されたかが重要になってくる中、障がい者雇用による農業は期待が高まってくるものと思われます。また、農業は、障がい者や高齢者が働く職場として自然に恵まれたすばらしい場所でもあると考えられます。農業の障がい者雇用は、従来課題も多く限定的なものでありましたが、その雇用を農業経営の改善や担い手育成に活かす取り組みにもなります。本市はみかんやレタス栽培等が盛んであり、十分に障がい者雇用できる状況にあると考え、市当局にユニバーサル農業の取組み状況及び今後の取り組みの考えについて質問しました。市として、農業における障がい者の雇用状況は把握しておらず、また取組みも行っていないとの回答でありました。今後、県のワンストップ窓口や補助金制度等の情報を提供する取組みを行うなど、県やJAなどの関係機関との連携に努めていきたいとの答弁がありました。
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