令和4年度6月市議会定例会が6月2日から 6月 30日までの29日 間の日程で開催されました。一般質問が6月13~15日の3日間行われました。18に人が質問に立ち、私は初日の2番目に質問を行いました。内容は、「地域包括ケアシステムの取組み状況」と「動物の愛護施策と災害時のペット同行避難について」であります。質問内容は別添の要旨のとおりであります。
地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるよう医療、介護、予防、住まい、生活支援を一体的に提供するもので、平成26年に制定された「医療介護総合確保促進法」において市町村に求められた制度で、現在、介護保険制度の中に位置付けられています。少子高齢化が進む中、家族の形態や地域の人間関係の希薄化が進み高齢者福祉が抱える問題は多岐にわたり複雑化してきています。今回の一般質問ではこの複雑化する高齢者福祉の中で、地域包括ケアシステムが抱える課題やその解決への取組み状況を主体に質問を行いました。市内には6か所に地域包括支援センター(高齢者あんしんセンター)が設置され、保健師等が年間7,000件の相談に対応されている。複雑化する問題に対応するため、資質向上を図るとともに、警察や保健所等の連携に努めているとのことでした。また、在宅医療については、24時間体制の往診や訪問看護が可能な診療施所11か所、訪問看護ステーションが3か所開設し在宅医療に対応しているとのことでした。さらに、地域で高齢者を支える、居場所つくりや生活支援サービス体制の構築が図られ、地域での支援体制の充実を推進しているとの回答がありました。今後、より高齢化率が上昇する中、この地域包括ケアシステムの充実がより一層求められるものと思われます。
ペットは今や家族の一員として家庭内で大切に飼われています。しかしながら、今でも動物の虐待や多頭飼育崩壊などの悲惨な事件も減らない。最近ではペットの遺棄や放置は少なくなっているが、野良猫の問題は地域社会にとって大きな問題になっている。今回、動物の愛護施策と災害時の同行避難について質問を行った。市では、適正飼養や愛護施策として、猫の去勢・避妊手術費の助成を行い、猫の適正管理や野良猫対策に努めるとともに、里親探しも併せて進めているとのことでありました。また、ペットの合同慰霊祭については、主催することはできないが、協力はできるとの回答であった。さらに、災害時のペット同行避難については、避難所ごとのルール化を進めている。避難所でのペット飼育については、飼い主が責任をもって行うことを原則としているとの回答でありました。同行避難訓練についての実施実績はないが、今後関係団体と調整していきたいとのことでありました。ペット避難について日頃から検討しておきたいと考えます。