島田市博物館で刀剣展開催

1月14日から3月19日まで、島田市博物館において刀剣展が、開館30周年記念(第90回企画展)として、刀剣展「たゆたう刃文きらめく沸」が開催されています。室町時代、静岡県には100を超える刀鍛冶がいたと言われ、その中でも島田鍛冶の刀工の数が半数を占めるほど、繁栄した刀鍛冶集団であったようです。特に、「槍鍛冶」として名高く、結城家(徳川家康の次男)に伝わった「御手杵の槍」は天下三名の一つにも数えられていましたが、残念ながら太平洋戦争の戦火で失われてしまったようです。島田鍛冶の作風は、美濃伝や備前伝など様々な影響を受けているが、とりわけ相州伝(相模国)の影響を受けているいると言われています。展示は明治以降、刀鍛冶の伝統は途絶えてしまっていますが、島田市に刀鍛冶集団がいたことは島田の歴史を知る上で注目することではないかと思います。会場には島田鍛冶の刀剣と相州伝の刀剣が展示されています。今から40年ほど前、本通り六丁目に刀の砥師の方(若い方)が住まわれていましたが、何か縁があったのか思い出されます。

よかったらシェアしてね!
目次