6月18日(日)に静岡市内において公益社団法人静岡県獣医師会の第75回総会が開催されました。獣医師会は、全国の都道府県並びに大きな政令指定都市に設置されほとんどが公益社団法人に認定されています。ほとんどの獣医師会は、昭和25年頃に同年に制定された狂犬病予防法のうち、狂犬病ワクチンを的確に実施するために設立され、すでに75年の歴史を経過しています。この間、狂犬病だけでなく、牛等の家畜における伝染病撲滅のための予防注射や農家指導を行うととともに、犬・猫等のペット動物の感染症予防対策や動物愛護活動等の事業を実施してきました。現在、静岡県内には、約1,000人余の獣医師免許資格者がいますが、約700弱が会員として登録されています。当獣医師会は、職域により小動物部会、産業動物部会、公衆衛生部会の3つの部会に分かれ活動を行っています。小動物部会はペットの動物病院の院長や勤務獣医師、産業動物部会は畜産に関係する獣医師、公衆衛生部会は公衆衛生に関係する獣医師が所属しています。各部会では、「人と動物が共生する社会の健全な発展を目的とする事業」や「獣医学術、獣医療の専門知識・技能の普及向上を図る事業」等の公益事業、並びに会員の福利厚生などの共益事業を行っています。
獣医師シリーズ4(獣医師会とは)~第75回静岡県獣医師会総会~
