島田市民間保育協会と厚生教育常任委員会の意見交換

8月2日(水)に島田市民間保育協会と議会の厚生教育常任委員会が意見交換を行いました。協会からは、各保育園等の代表者14名、議会からは委員 7名が出席しました。冒頭、山口会長から、昨年の牧之原市の施設で発生した痛ましい事故、そして最近マスコミで報道されている不適切保育の事件という大きな波に保育業界が飲み込まれてしまっている。保育士自身も混乱し苦労している。また、市長へ保育事業に対して支援をお願いしていることの話がありました。園の現状として、協会側から、保護者のニーズに対応するため保育士に過重な負担となっていること、保護者からの虐待通報に対する対応に苦慮した事例、不適切保育報道以降保育士のメンタルヘルスが難しくなっていることなどが紹介されました。また、保育士の人材確保として、人材バンクや資格取得支援などの事業の継続や支援が要望されました。さらに、支援を必要とする子供が増えてきており、その対応が難しくなっていること、夏期の給食の問題など、保育園が抱える課題や意見などが多数出されました。議会側からは、出来る限りの支援をしていきたいとの発言がありました。最後に、協会側から、フルインクルーシブで運営していることへの助成、及び教育委員会との就学前連携を進めたいとの要望がありました。現在置かれている保育園の現状がよくわかり、意見や要望を今後の厚生教育行政につなげていきたいと感じました。

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