島田市:地域医療・介護シンポジウム~みんなで考えよう地域で自分らしく生きていくために~

9月16日(土)、プラザおおるり大会議室において、島田市地域医療を支援する会(代表:矢澤)の主催で「地域医療・介護シンポジウム~みんなでかんがえよう地域で自分らしく生きていくために~」が開催されました。1部ではおかにし内科糖尿病・甲状腺クリニックの露木義章医師が「在宅医療、訪問介護の現状と課題」をテーマに基調講演を行いました。講演では、在宅医療の訪問診療の医師の負担が大きいこと、訪問看護の活用への理解、在宅医療の成果が見えにくいこと、患者自身の自分らしさの追求の必要性などが課題と取り上げとしれられました。2部では、島田市立総合医療センターの青山管理者がコーディネーターとなり、露木医師、宮下訪問看護ステーション管理者、高齢者あんしんセンターの塚本保健師、主催者の大草副代表らパネリストによるシンポジウムが行われました。訪問看護の利用・活用、リビングウイル(生前の意思表明)、今後の2025年問題などが取り上げられました。また、患者のタクシー搬送の課題、在宅医療における夜間のタクシー不足なども話題となりました。高齢化がより一層進み、さらに在宅治療を望む高齢者が増加することに伴い、訪問診療、看護の需要はますます増加することが予想されます。現在、市では総合医療センター内に24時間,365日に対応する訪問看護ステーションを設置し、介護サービス事業として行っています。また、それ以外に3か所で訪問介護事業所が開設されています。なお、訪問看護には、介護保険対応と医療保険対応の2種類があり、いずれも主治医の下で看護が行われます。

シンポジウム

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