2月18日(日)、夢づくり会館で開催された第1回島田地紅茶フェスティバルin島田と同時に「令和5年度地紅茶学会研究発表会」が開催されました。地紅茶学会(事務局:藤原一輝)が主催し、午後1時から4時30分まで基調講演、会員発表4題が発表されましたが、会員外の参加も多く、会場は満席でありました。基調講演では、静岡県立大学茶学総合研究センター長の中村順行氏が「静岡の紅茶~エポックメイキング」150年の軌跡から展望する静岡の紅茶とのテーマで、日本の紅茶の歴史をわかりやすく解説していただきました。日本の紅茶は輸出用として明治の初期頃から始まり、昭和40年代まで続いたが、その後の輸入自由化により国内生産は壊滅した。しかしながら、平成10年頃から国内での紅茶生産が復活し、最近では紅茶消費が伸びているとのこと。会員発表では、和紅茶アールグレイの成分分析、未利用資源のナシの葉と地紅茶の混合による商品化、和紅茶の海外開拓のツアー実績、特に英国での評価などが発表されました。
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