4月23日に、岐阜県下呂市萩原町にある木質ペレット工場を林業関係者とともに見学しました。同工場は、「南ひだウッド協働組合」が運営しており、ここでは、伐採された丸太の乾燥を主体とし、その他に、製材を行っており、さらに、この地域の製材所から排出される未利用材(おが粉、切れ端等)を木質ペレットに加工し販売している。年間の生産量は1,200トンで、全量が10Kgの袋入りで地域の量販店で販売されている。当ペレットは、木の皮が入っていないため、良質なペレット(灰が少ない)として取引されている。木質ペレットは、二酸化炭素排出量が少ない天然資源として注目され、ストーブ、ボイラー、木質バイオガスの原料として需要が高まっている。また、木質ペレットは未利用材や間伐材の利活用方法としても注目されている。特に、間伐材については、森林整備を行う中で大量に排出されるが、多くが利用されず、山に放置されることも多く、これが災害の原因になると懸念する声もある。島田市では、木質ペレットを生産する工場がないことから、今後の参考とするため見学を行ってきた。
原料