厚生教育常任委員会視察2~学びの多様化学校(ろりぽっぷ小学校)~

7月8日~9日の2日間、令和6年度厚生教育常任委員会行政視察として宮城県の「学びの多様化学校(不登校特例学校)」校を視察しました。2日目に仙台市郊外に新たに開校したろりこっぷ小学校を訪問した。同校は、学校法人ろりぽっぷ学園(認定こども園5か所)が令和5年4月に小学校跡地に開校した学校型の学びの多様化学校(不登校特例学校)であります。施設は閉校後10年間未利用であった小学校の校舎をそのまま市から有料で貸与されている。建物の半分は地元のコミュニティセンターになっている。学年編成は、1~3学年で1クラス、4~6学年生で1クラスの2クラスで、在籍数は現在18人でありました。異学年の児童で学級編成することで、個別の学習進度に応じた学びやすい環境にしているとのことでした。この教育方法は、イエナ教育の考え方を導入している(イエナ教育はドイツで生まれオランダで育った教育方法)。当学校では、このイエナ教育と幼児教育を併せ独自の教育方法(ろりぽっぷ教育)を実践している。大人がどのような子どもにしたのではなく、子どもがひとり一人どのようなどのように育とうとしているのかを大切にしている。地域との連携を大切にしており、周辺の田んぼや畑を利用し、地元密着の学校になっている。保護者の費用は授業料やバス代等を含め月に5万円位である。課題として同校を卒業した生徒の中学進学がある。そのため、学校経営は大変であるが、将来的には中学生を対象とした教室を増設していきたいとのことでありました(現在、中学生のフリースクールを開設)。

授業の様子
立派な校舎の外観
サークル対話の場所
スクールバス
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