1月30日~31日、浜松市主催のユニバーサル農業のシンポジウム(アクトシティ)と農場視察ツアーが開催されましたので参加しました。浜松市では平成16年に浜松浜名湖国際園芸博覧会が開催されました。その時に同時に園芸福祉協会の全国大会が開催されたのをきっかけに、浜松市としてユニバーサル農業に取り組むようになりました。浜松市内では、行政の取り組む中で、農家、農業法人、福祉事業所、一般企業等が取り組むようになり、現在では農福連携のユニバーサル農業に取り組む農業者が増えています。シンポジウムでは基調講演として、元農水省事務次官、現在(一社)日本農福連携協会会長の皆川義嗣氏から農福連携とユニバーサル農業の可能性について講演がありました。また、内閣官房長官 林 芳正氏からビデオメッセージがありました。事例紹介、報告として、浜松市から取組み状況、ユニバーサル農業研究会会員報告として、大学の先生、農家の実践事例、作業委託している農家などから事例報告がありました。さらに、海外からの出席があり、韓国、台湾、オランダからも事例発表がありました。
翌日は、バスで3か所の実践農場を視察しました。1か所目は家族経営の農家「ひらまつファーム」で、温室で4年前からガラス温室でミニトマトを栽培して、農福連携として障がい者雇用を受入れてきた。すずなりカも連携し、雇用者としても採用している。2か所目は㈱浜松ホトアグリである。浜松ホトニクスの特例子会社として研究所内に設置され、大きなビニールハウスでベリーリーフやマイクロリーフを栽培し、」市内のホテルやレストランに納めている。3か所目が京丸園である。京丸園の鈴木社長は長年、ユニバーサル農業に取り組んでおり、現在、25名の障がい者を雇用しミニチンゲン菜を栽培している。





