2月13日、同僚議員達5名で、香川県三豊市にあるバイオマス資源化センターみとよを視察しました。同施設は、平成18年に7町が合併してできた三豊市が平成28年に整備し稼働している。同市では旧施設(広域組合)が老朽化したため、「一般ごみを燃やさない」をテーマに好気性発酵乾燥方式を導入することとし、地元の㈱エコマスター(固形燃料製造する2社の合同会社)が選定された。同社は三豊市から施設の整備から運営までを民設民営として委託され搬入された一般ごみの処理を行っていた。年間約1万トンの可燃ごみが搬入され、トンネルコンポスト施設(好気性発酵乾燥式)で約17日間発酵処理され、乾燥し固形燃料の原料とされる。この原料は、親会社2社で圧縮されRPFとして製紙工場に出荷される。この方式は従来の焼却処理に比べ年間6,500tのCO2の削減とされる。建設費は約16億円、市の委託料は24.8円/Kgであり大変安価で可燃ごみが処理されていた。当市の施設は溶融炉で大量のCO2を排出し、年間10数億円の運転経費を費やしていることから、次世代の可燃ごみの処理方法を検討する上で大変参考になりました。



