ご挨拶

島田市の 元気 を、
守っていきます

この40年間、獣医師として静岡県に勤務し、畜産や農業行政に携わるとともに、退職後の獣医師会では動物愛護活動にも務めてきました。

今の島田市は多くの課題を抱え、元気がありません

未来の子供たちのためにも、次の7つの目標に全力で取り組んでまいります。皆様方のご支援とご協力をお願いいたします。

天野ひろしの
7つのビジョン

大井川を活かした
地域づくり

大井川を活かして島田市に賑わいと活気を取り戻します。

野球場や河川敷のスポーツ施設を再整備した新たなスポーツ広場づくりに取り組みます。

島田市に元気を取り戻すには、商店街の活性化が重要です。新しい商店街のあり方について取り組みます。

詳しく見る

 大井川を活かして島田市に賑わいと元気を取り戻します。

 昭和30年、島田市南町に生まれ、大学の4年間除き、島田市で育ち、生活をしてきました。子供頃の島田市を振り返ると、周辺の市町にはないりっぱな市庁舎、図書館、市民会館、野球場などあり自慢でした。最近、この自慢であった施設が老朽化して解体されています。野球場の歴史も古く、子供の頃、金田正一の国鉄スワローズがキャンプしたこともあります。帯祭りも盛大で華やかで、七夕祭りも子供の私にとって楽しみでした。島田市の商店街は華やかでした。島田市は木材の町でもあり、いつも木の香りがあり、春には製茶の香り漂っていました。当時は、工場からの環境問題もありましたが、街には活気があり、街には人の声にあふれていたように思います。

 今、どうでしょうか。ここで説明するまでもありません。多くのものが、時のながれとともに、消えて行っているように思われます。唯一、子供の頃はボロで渡るのが怖かった「蓬莱橋」は整備され観光スポットになっていますが。失ったものを取り返すことは難しいと思いますが、今、失いかけているものを、もう一度見直し、「温故知新」の精神で島田市の街つくりに取り組み、これからの子供たちにとって思い出に残る故郷、島田市を作っていきたいと考えます。

自然と調和した
農林業・茶業の復活荒廃農地の解消

自然と調和した農林業・茶業の復活と荒廃農地の解消に取り組みます。

島田市の農林業・茶業は、農業者の高齢化や価格の低迷により活力を失いかけています。

島田市の農林業・茶業を復活させるため、スマート農業の導入や、若手後継者の育成に努めるとともに、荒廃農地の解消に取り組みます。

詳しく見る

 自然と調和した農林業・茶業の復活と荒廃農地の解消に取り組みます。

 島田市の農業の主体は言うまでもなく、お茶であります。島田市のお茶の歴史を紐解けば、明治維新後、旧幕府藩士が牧之原に入植し栽培を始めたことが始まりであります。また、伊久美は、清水港から輸出するなど一大産業として銀行もありました。このように歴史ある茶産業も苦境に立たされています。20年以上続く、右肩下がりの茶価の低迷により、共同製茶工場やお茶農家が激減しております。これに伴い、茶園の耕作放棄地が急増しています。先祖が鍬で開墾してきた茶園が数年で耕作放棄地になってしまうことは胸の痛むことでありますが、今のままで続けることは難しいと思います。耕作放棄茶園は、イノシシ達の恰好の寝ぐらになっています。

 また、茶園だけでなく、水田においても、耕作する人手がないことから放置され、耕作放棄地になっています。かつては、財産であり、収入の源であった農地が所有者にとってお荷物になってきています。

 農業は儲からないから後継者が生まれないと言われますが、今、あちらこちらで、若い農業後継者が生まれています。農業は衰退産業ではなく、成長産業であると言われています。ITCを導入したスマート農業、農地の集積化、規模拡大など過去の手法に囚われない新しい農業の時代が来ています。島田市ですでに、茶園の集積化が進んでおり、スマート農業も取り入れられてきています。行政として、これらの動きを後押し、あるいはきっかけを作っていくことが必要と思われます。若い農業後継者が新しい感覚で、新しい農業を築いていくことを支援していきたいと思います。

地域自治組織の
再編整備

自治会やコミュニティ等の自治組織の再編整備に取り組みます。

少子高齢化や人口減少の中、従来からの学校区単位とした自治会やコミュニティ等の自治組織には限界があると考えます。

将来を見据え、住民の声が届きやすい自治組織やNPO法人のあり方について取り組みます。

詳しく見る

 自治会やコミュニティ等の自治組織の再編整備に取り組みます。現在の自治会組織の区割りは、小学校区単位や従来の地域分けによって編成されており、現在の人口分布に必ずしも一致していない。そのため、自治会の構成人数に大きな開きが生じている。また、各自治から選出されている交通指導員、民生委員、保護司などの役員についても、選出の難しさ、や業務量に大きな差が生じている。さらに、地域によっては自治会への加入率も低下しており、今後の自治会活動にも支障しかねない状況である。一方で、「共助」の中で、自治会等の果たす役割は増していると感じている。そこで、自治会組織の区割りを検討するとともに、ボランティア活動との連携を構築し、行政との両輪となる自治会について検討していきたい。

不登校対策
インクルーシブ教育の実現

小中学校の統廃合を住民みんなの課題として取り組みます。

不登校児童生徒のための「学びの多様化学校」の設置に取組みます。

障がいのある者と障がいのない者とが共に学ぶインクルーシブ教育の実現に取組みます。

詳しく見る

不登校対策とインクルーシブ教育の実現に取り組みます。 

不登校の児童生徒数が年々増加傾向にあり全国で30万人に達し、本市でも令和5年度の合計数は255人で、この10年間で約3.4倍に増加しています。

本市の対策として、家庭訪問、ソーシャルワーカーによる相談支援、空き部屋での個別指導、さらに教育センターでのチャレンジ教室での対応を行っていますが、学びにアクセス出来ていない不登校児童生徒が大きな問題になっています。そこで、国では不登校特例校(学びの多様化学校)の設置を全国に進めています。本市でも閉校となった小学校等を活用した学びの多様化学校の設置について取り組んで行きます。

インクルーシブ教育は、障がいのある者と障がいのない者とが共に学ぶ仕組みで、共生社会の実現に貢献することを目指しています。しかしながら、現在、障がい者のほとんどが、通常の学級に在籍しながら特別な指導を受ける通級指導学級、通常の学校に設置された特別支援学級、さらに特別に設置された特別支援学校に在籍することになっています。このような中、発達障害を持つ児童生徒数今後、さらに発達障害をかかえる児童生徒が増加する中、あらゆる差別がなく障がい者が参加・貢献できる「共生社会」を構築するためにもインクルーシブ教育の取り組みは欠かせないものと思われる。これからは、共生社会のためにもインクルーシブ教育の実現に取り組みます。

社会的弱者にやさしい地域づくり

子供、高齢者、障害者にやさしい地域づくりに取り組みます。

ひきこもり等生活困窮者の支援事業の充実に取組みます。

高齢者や障がい者等が安心して働ける職場やユニバーサル農業の整備に取組みます。

ひきこもりや生活困窮など複雑・多様化した地域福祉問題に対応するための「重層的支援体制」の拡充に努めます。

詳しく見る

子供、高齢者、障がい者にやさしい地域づくりに取り組みます。

少子高齢化の問題は、我が国全体にとって重大な課題であるとともに、島田市にとっても極めて重要な課題であると考えます。
簡単に解決できる問題ではありませんが、少なくとも子どもを産み育てやすい環境を整え、子育て世代を行政がしっかりとバックアップしていくことが求められています。
産科病院や小児科など医療体制の充実、待機児童ゼロの実現、放課後児童クラブの充実など、取り組むべき課題は多岐にわたります。

また今後は、高齢者世帯や一人暮らしの高齢者がさらに増加していくと予想されます。共助・公助を軸に据え、高齢者にやさしい地域づくりを推進してまいります。行政が進めている「地域包括ケアシステム」の充実や、高齢者の移動手段となる交通システムの構築など、こちらも多くの課題があります。

さらに、急速に進む少子高齢化や核家族化を背景に、ひきこもりや生活困窮といった複雑かつ多様な地域福祉の問題が顕在化しており、従来の公的支援だけでは対応が困難になってきています。
島田市では、令和6年11月より国の「重層的支援体制整備事業」を導入し、こうした課題に対して包括的かつ伴走型の支援を行う方針です。今後、この支援事業のさらなる充実を図り、生活に困窮する方々への支援に積極的に取り組んでいきます。

また、「ユニバーサル農業」は、障がい者の雇用のみならず、高齢者や社会参加が難しい方々の受け皿となり、農業の人手不足の解消や共生社会の実現に寄与する有望な取り組みです。
浜松市では、すでに20年以上前から行政・農業者・福祉事業者が連携し、成果を上げています。島田市においては、まだわずかな実績しかありませんが、今後の展開が大いに期待されています。

マイクロツーリズム型観光の振興

マイクロツーリズム型観光の振興に取り組みます。

大井川流域には、自然に恵まれた名所、歴史ある史跡などが多くありますが、それらが観光として活用されていません。

コロナ禍後、狭いエリア内での観光が注目されています。大井川を中心に小さいながら素晴らしい観光スポットが繋がったマイクロツーリズム観光の振興に取り組みます。

詳しく見る

マイクロツーリズム型観光の振興に取り組みます。

最近のコロナ禍後、大型・広域化してきた観光に代わり、近場で楽しむマイクロツーリズム型観光が注目を浴びています。自然に恵まれ、歴史のある島田市や大井川流域には、まだまだ埋もれた観光場所や名所旧跡が多くあります。最近人気の蓬莱橋や大井川鐵道、川会所周辺と歴史博物館、諏訪原城址など、さらにJA大井川の「KADODE OOIGAWA」も新スポットとして注目されています。いずれも大規模な観光地ではありませんが、他にはない魅力をもった場所・施設であります。しかしながら、それぞれが点として存在しており、周辺との連携がないように思えます。それぞれが連携して面となる観光地域を作り上げることが必要だと考えます。周遊できるシステムや連携したイベントなども必要です。島田市らしい観光を育てることに取り組みたいと考えています。

地域防災力の強化

災害に強い地域を作ります。

島田市の面積の半分以上が中山地域であり、自然に恵まれている一方で、常に災害のリスクをかかえています。
そのため、中山地域でも安心して暮らせるため、急傾斜対策や河川保全対策に取り組みます。特に、予防的伐採や河川の土砂浚渫(しゅんせつ)は重要な課題と考えます。

地域の自主防災力の強化に努めます。

家族の一員であるペットの同行避難などの災害対策の推進に取り組みます。

詳しく見る

災害に強い地域を作ります。

東海沖地震や東南海地震などの大規模地震が、近い将来90%の確率で発生すると予想されています。また、最近では、全国のどこかで毎年豪雨災害が発生しています。北部地域は、ほとんどが中山間地域であり、急傾斜地の土砂災害や、相賀谷川や伊久美川などの河川氾濫が心配されています。

さらに、最近の台風では倒木により大規模な停電が発生し、市民の生活に支障をきたしました。災害が発生してからでは手遅れです。危険度の高い場所については、事前に予防的に処置を実施することが、平時からの対応として必要と考えます。予防的伐採、河川の浚渫、及び急傾斜地対策などについて、積極的に取り組んでいきたいと考えます。また、ペットは家族の一員であります。災害時の同行避難や避難所での飼育管理について検討を行うとともに、訓練を実施しておくことが求められます。


ご相談・お問い合わせ

    必須お名前

    必須メールアドレス

    必須電話番号

    必須お問い合わせ内容

    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.