獣医師シリーズ6~元県職獣医師鳥インフルエンザの研修受講~

11月30日、中部家畜保健衛生所において、元県職員獣医師7名が死亡野鳥を対象とした鳥インフルエンザ検査方法の研修を受講しました。今年度、すでに全国各地で死亡野鳥35件で鳥インフルエンザ感染が確認されています。さらに、養鶏場における高病原性鳥インフル感染がすでに3例(佐賀県、茨城県、埼玉県)で感染が確認され鶏の殺処分が行われています。今年度の発生は今までも早く、今後全国に感染が広がることが懸念されています。そこで、県内での死亡野鳥に対しての鳥インフルエンザ検査が必要となることから、検査を県職獣医師のOBに依頼することとしました。そのため、検査方法の統一を図るため、県内3か所の家畜保健衛生所において研修会が開催されました。検査は人用のインフルエンザ簡易キットで行い、残った検査材料は国指定検査機関に送付しPCR法により遺伝子検査が行われます。野鳥は種類にによって、一羽でも死亡が確認された場合、3羽以上の死亡が確認された場合など条件によって検査をするかしないかが決定します。参加者は退職してから8年以上経過しているため、昔を思い出しながら研修を受けていました。

インフルエンザウイルス
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